身体を酷使してしまう
荷物運びは体力が必要な大変な仕事だけに、働くにあたっては様々なデメリットがあるということに注意しなければなりません。特に大きなデメリットの一つが、どうしても身体を酷使してしまうという点です。何日か働くだけであれば、それほど目に見える影響はないかもしれませんが、長く働いているうちに、徐々に疲労が蓄積し、ある日身体を壊して動けなくなってしまうといった可能性はゼロではありません。また、若くて体力が有り余っているうちは問題ないかもしれませんが、年齢を重ねるにつれて体力が衰えてくるとどうしても仕事をするのがしんどくなってきます。そのため、中高年になっても荷物運びとして仕事を続けるには相当の覚悟が求められるのです。
賃金があまり高くない
荷物運びのもう一つのデメリットは、賃金水準が必ずしも高くはないという点です。必ずしも誰でもできるという仕事ではありませんが、特定のスキルがある人でなければ対応できないというような専門性の高いものでもないため、労働力は容易に代替が効きます。そのため、高いお金を支払ってまで人材を留めておく必要がそこまで高くないため、どうしても賃金水準は低めになってしまうのです。また、テクノロジーの進歩によって、人間に代わってロボットが荷物運びを行うケースも増えてきているため、将来的には業務の効率化のために、人が荷物運びとして活躍する余地がどんどん少なくなっていってしまう恐れがあるという点にも注意しておかなければなりません。
運送業は免許歴や違反の有無など採用にドライバーとしての適性を求めるケースもあります。運送業の求人を選ぶ時は採用条件をしっかりと確認しなくてはいけません。